メモメモ

国道136を走る車と波の音が同化する。

その間に挟まれている自分は。

こんな梅雨の曇りの日になると、20年間も見続けていた水平線が黒く染まる。

世界の終わりがそこまで来ているのだ、と青春時代に聴いた曲に出てくるけれど、まさに今そんな局面に直面しているのだ。

黒というより漆黒というべきか、空の星も綺麗な水平線も飲み込んでしまう暗闇を見ているとそう実感するのだ。

漆黒に飲み込まれまいと、白い泡の塊が波打ち際にいる僕のすぐ近くまで来ている。光も持たずに精一杯存在をアピールしてくる波に美しさまで感じてしまっているのだ。真夜中の公園に立ち尽くす電話ボックスと同じでか弱い儚さがそう感じさせてしまっているのだ。

安心を求めて電話をかける人間を待ち構えるように暖かみを放って精一杯にアピールしている電話ボックス。

 

しかしもう既に、そんな漆黒に飲み込まれてしまっているのかもしれない。この世の果てを目の前にしてタバコを吸っている訳だから。

これはただのメモであるが故文章がまとまっていないからご理解して頂きたい。