季節は冬へと

2017年11月30日

季節の移り変わり。というより時の流れの方がいいのでしょうか、時の流れはとても早いものでもう12月になります。 今年の夏の記憶が未だに脳裏に色濃く焼き付いており、まだあの日から1ヶ月やそこらしか経っていないのかと錯覚します。 やっぱり寂しいというより侘しいです。

本当はどうすればいいのか分からなくて逃げたくなってやったんでしょ、そんな母親の言葉も今考えてみるとそんな気がします。生き恥を晒しつつ潜るだけ潜って無益な戯言を友人へぶつけるだけの6ヶ月間でしたから。ですが多くは探ってこない親友と4日間旅に出た事は本当に良い経験だったと思います。

色々な人に出会いました。 成功しているビジネスウーマン、地元とご飯を愛してやまないアパレル店員、東から西へトラックを走らせて家族を養うおにいさん、失恋した会社員、宗教の集まり、おしどり老夫婦、そして自衛隊員。赤の他人と数時間だけ同じ空間にいるという異質な体験をしつつ自分を表現する奇妙なところ。

しかしフォルダには写真が残っているだけでお話などはあまり残っていません。あの時の僕ではそんな余裕なんてなかったのでしょう。

どうやら自国の為に戦うと言った日本人は11%だそうです。 今なら少しだけあの自衛隊員が言った事が理解できるかもしれません。

芯を持って生きる。僕は高校3年生の頃からコレをファッションとして身に付けていた言葉なんですが、何故かこの人達には当てはまる気がします。 僕にはよく分かりません。 僕がまだ小さい頃、武士道の精神がどうのこうの…祖父がお正月の親戚の集まりで語っていた記憶があります。 映画の話なのかと思っていましたが、もしかしたら違うのかもしれません。

時々このままでいいのかと不安になる時があります。これもそういう事なのでしょう。