挨拶まわり

1月3日

母方の祖母の家へ挨拶へ行く。もうガンが酷くて入院も出来ずに自宅で余生を過ごすらしい。

20歳になり始めて会う。恐らくこれが最後なのだろうと思い、小っ恥ずかしながらも感謝の気持ちを考えてみる。しかしやっぱり言えなかった。

 

再会してみると元気だった祖母の外見は痩せ細っていて、拘っていたミディアムロングな茶髪も短髪へと変わっていた。車輪付きの足車らしきものを使わないと歩けないほど弱っていて いよいよだと実感する。

 そんな見た目とは裏腹に僕に晩酌をしてくれと言ってきた。 2年前でさえお酒を一滴も飲んでいなかったのに。

最近は仲が悪いと聞いていた祖母祖父の夫婦もこの日はどうやらご機嫌で昔話や最近ハマっている手話の話をしてくれた。 どうやら小さい頃の僕はひどく強運の持ち主だったらしい。小さい頃にあったドデカイ ドラえもんのぬいぐるみも本当に実在していたということをやっと確認した。

 

これ以上は無理です