最終地

12月15日

最後の目的地のEdinburghへと向かう列車で旅を振り返ってみる。

綺麗な場所へ行った、ローカルフードを食べた。そんなものはどうでもよくて、何が出来たのかを考えてみる。

obanやmallaigなどの田舎街は未だ白人しかいない、、いい意味でも悪い意味でもなく、それは素晴らしいことでしょう。

田舎へ行けば行くほど、訛りは凄くて上手く聞き取れなかった事も多々あった。

だけど、スコットランドの方達はとても親切。同じ島国同士似ているのかもしれない。上手く聞き取れずに会話が出来なくて凹む。そしてそんなテンションのまま街の中で過ごしてしまう。

 

日本に住む黒人に対して とある日本人が言っていた事なんだけど、彼らは被害者意識を持ちすぎだって。被害者意識って本当にある。僕も今回それに流されてやられそうになった。
ネットが主流になった今だからこそ我々島国の国民は昔の情報に流されて疎外的な差別感が生まれちゃうけど、、一度空が晴れてしまえばとても幸せに感じる。

だからこそバックパッカーの宿(ホステル)だったり、そこのドミトリーで出逢う意味の分からない人達は重要なのかもしれない。

 

 

 

Edinburghに着いて丘へ登った。街が見下ろせる。街の中心はクリスマスマーケットが開かれていて人で溢れてる。その周りには古都を守るかのように工事用クレーンが何台も配置されてる。

あと5日もすれば20歳になる自分に、忘れかけていた半年前の後悔が押し寄せてくる。 これを吐いて捨てる事を忘れたんだなと思う。

クリスマスマーケットは僕にとっては眩しすぎる。笑顔なんて自然に溢れないですし、心臓のちょっとだけ横がムズムズします。母親に送る用に写真を一枚だけ撮ってマーケットを見降ろせるベンチに座る。結局1年間過ごしたけど、何も変わらなかった。ゆっくりでいいから少しずつ頑張ろう。

サービスでもらったコーヒーにミルクを入れ忘れてる。